インプラント症例2


初診は平成14年、患者さんは52歳の女性です。

どうしてもした両脇の入れ歯がなじめない、痛みと吐き気がするそうです。
右下4、5番の神経の治療や仮歯を用意してインプラント手術に備えます。
右下7番相当部にインプラントを植立します。
  

レントゲンを併用してインプラント体の植立深度や傾斜を慎重に確かめ、位置決めをします。
インプラント脚部の前後2針ずつ、合計4針縫合しました。
  

仮歯を付けてインプラント植立手術は完了です。
感染予防のため、抗生物質や消炎鎮痛剤を1週間ほど服用してもらいます。
 
ここまで1時間位です。
翌日、消毒に来た患者さんに、痛み、出血、腫れなどの不快事項を確認しますが、気になる点は全くありませんでした。





おおむね1週間後に糸を抜き、型取りをします。
歯肉の状態、インプラント体の動揺度、対合歯とクリアランス(隙間)などを確認します。
  

良好です。
  

保険外診療(自費診療)負担分はセラミックス2本(87.000×2)、銀歯2本(31.000円×2)、インプラント費用(材料と手術料)150.000。
合計386.000円ででした(消費税は不要です)。
  


この患者さんは右下インプラントに大変満足され、左下もインプラントを希望され、実施しました。

約6年経過後の現在(平成20年3月)、月に1度の定期健診、ブラッシング指導には欠かさずに来院しています。
寒い時期に歯周炎(歯槽膿漏)の急性発作が何回かありましたが、インプラントには異常は見当りません。