平成29年6月18日 長岡市小国の「第2回越後カントリートレイル」の53キロに参加しました。



今回が初めての参加です、ナンバーカードや受付案内を含め一切の事前送付はありません。
しかし、2回メールで、「携帯カップ持参」、「関門時間の変更」の諸連絡が届き、特に不満はありません。


初参加ゆえ、勝手が良く分かりませんが前日の昼休みに午後1時からの受付に行きました。
受付場所が分からず、最初は下の方の養楽館の駐車場でウロウロしてしまいました。
おかしいと思って上の方に上がるとやっと、やっと案内表示がありました。
  

午後1時前につきましたが、ナンバーカードが来ていないとのことで受付が始まりません、午後2時から仕事なので焦りました。
午後1時9分受付が始まり、ナンバーカードと参加賞受取り、誓約書を書いて受付を済ませ、急いで帰りました。
午後2時からの仕事にギリギリ間に合いました。
  

いただいた参加賞、おかき、お米、ショットパウダー、ゼリー、カンバッジです。
ナンバーカードには下の名前がデカデカとひらがなで書いてあります、57のおじさんなのでちょっと恥ずかしいが、良いアディアかもしれません。
レース当日は、沿道では地元のおじいちゃんおばちゃんが、「〇〇〇ちゃんがんばってぇ〜♪」と応援してくれました。
  

初めての、足首にマジックテープで巻くタイプの計測チップですが、使用に当たっては何も問題はありません。
 


当日は午前3時30分に起きて、カレーを2杯食べて、走る用意(シューズ除く)をし上着を羽織って午前4時20分頃出発、午前5時10分駐車しました。
駐車場の入り口付近で、出走の用意をしているセブンさんに会いました、挨拶をし空いている奥の駐車場へ駐車します。
車を降りるとまだ肌寒い気温でしたが、今日は25℃予想です、予想がはずれ暑くならないことを祈ります。
昨日の会場図によると上の方に更衣室、荷物置き場があるはずなので、荷物を全部持って、階段経由で上のバーベキュー広場へ向かいます。
  

当日受付は長い行列ができていました、やはり前日受付で良かったようです。
その先に案内図の通り、期待していた荷物置き場がありました。
2階の和室が2.5キロ、15キロ、53キロと分けてあり空いてます、2.5キロ、15キロはスタート時間が遅いのでだれもいません。
  

いったん荷物を置いて付近の様子を見に行きます、重要なスタート場所の確認と、そしてトイレ、そこで長岡ランナーズ野口さんに会い、挨拶と雑談。
荷物置き場に戻り、上着を脱いでトレランシューズを履いて用意完了、下見したスタートゲートのあるバーベキュー広場奥へ向かいます。
下の駐車場であったセブンさんに会いました、セブンさんの足元を見てゲーターを忘れたことに気づきます。
草木よけのために利用するいつものゲーターを付けに、荷物置き場まで急いで戻ります。
  

再び会場に戻り、スカイさん、先ほどトイレで会った長岡ランナーズ野口さん、原さんにも会いました。
第1回を経験済みの皆さんはニコニコの笑顔、きっと楽しいレースが待っていることを勝手に予想します。
(が、姫ちゅにとてはとてもキツイレースでした、詳細はのちほど・・・。)
  

そしてマッコリさんも集合?です。
この他には姫ちゅの知り合いランナーは、たぶんいない様です。
定刻の午前6時を、なぜか1分ほど過ぎてスタート、初めての「トレラン53キロの旅」に出発です。
  

スタートして少ししか進んでいないのに、10分も走って(歩いて)いないのに、ビックリするような急坂の連続、とても走るどころではありません。
ちょっとエントリーしたことを後悔しました。

余りにもアップダウンが激しく、短パンのポケットが浅く携帯が飛び出して落とすほどです、その後は携帯ストラップをリュックのファスナーに縛りました。
平場のマラソンランナーには、山岳レースというか登山では場所違いの様です、その後に滑落しそうな場所が複数あり、かなり後悔しました。
  

走り始めて、いや歩き始めて30分位?一つ目の頂上か?場所も良く分かりませんが眼下に雲海です、綺麗ですが感動している余裕はありません。
下ってSA1法末エイド、約5キロ地点に午前6時45分(スタートして45分後、関門は1時間)に到着です。
ほぼすべてのランナーがエイドに寄るようです、それだけ大事なありがたいエイド、地元の方々に感謝です。
  

振舞いはバナナ、きゅうり、トマト、お水もたっぷりです。
携帯カップは持参していますが、紙コップにお水などが入っていて出る幕はありませんでした。
バナナをはじめ、全て1切れづついただきました。
  

ここでスカイさんに追いつかれ、そしてどんどん先へ行ってしまい、そのうち見えなくなりました。
これで知合いランナーはたぶん全員が前を走っているはずです。
かなり細い尾根を通って、午前7時38分(1時間38分後)、城山頂上です。
  

見晴らしは良いが、とてもじゃない、それを楽しむ余裕は全くありません、気温は25℃予想ですが雲が厚く、カンカン照りでなくて良かったと思うだけです。
AS2時水エイド、約12キロ地点に午前7時52分(1時間52分後、関門は2時間30分)に到着です。
お水は竹のカップに入って手渡されました、ありがとうございます、ここでも携帯カップの出番はありません。
  

大会HPのビデオで見た通りの、涼しそうな流しそうめんです。
これがまたしょっぱくて美味しい、ツルツルとどんどんお腹に入って行きます。
刻みネギを入れて一層美味しさアップです。
  

座り込んで、本腰を入れて流しそうめんを味わっているランナーもいます。
そうめんを4杯いただき、お腹も心も大満足です。
とても甘いスイカを1切れ頂いて出発します。
  

ゆっくり登っていくと突然10人ほどの人だかり、何かと思うと予定(地図)にないエイド、そう私設エイドです。
午後9時13分頃です。
  

こちらの私設エイドを設営していたのはマラソン友達のこちらの2人、直ちゃんとどらタカさんとそのお仲間たちでした、ありがとうございます。
あんころ餅を2包みとお水をいただいて出発します。
あんころ餅は甘くておいしかったです。
  

AS3白山運動公園エイド、約20キロ地点に午前9時33分(3時間33分後、関門は4時間)に到着です。
なぜか携帯カメラの設定が動いてしまい、画像が小さくなってしまいました。
右足首アキレス腱外側にマメができて破れ、皮がむけました、スタッフから傷絆創膏2枚をもらってカバーしますが痛みは変わりません、特に登りが痛みます。
小千谷ロータリークラブのおばちゃんがきゅうりと羊かんを手渡してくれましたが、笑いながら「アップはダメよ」とのことでした。
  

さらに羊かんやきゅうり、そしてコーラをいただきました。
ここでも携帯カップの出番はありません。
出発しようとしたら、長岡ランナーズ和田さんが応援に来ていました、「阿部先生は20分前に行った!お前も早く行け!!」と気合を入れられます。
  

のんきに湧き水?の写真など撮っていたら、その先の交差点コース誘導員に「30キロ関門時間が迫っていますよ」と教えられて急ぎます。
この時午前10時40分でした、関門閉鎖は5時間後の午前11時でしたが全く理解しておらず、教えられて助かりました。
AS4せせらぎ公園エイドでゴマしそおにぎり3個いただいてその約50m先の、約30キロ地点に午前10時52分(4時間52分後)に到着、関門閉鎖の7分前です。
関門先には長岡ランナーズ愛子さんたちが応援に来てくれていました、ありがとうございます。
  

関門を無事通過し、安心したせいかこのゆるい坂が上れません。
午後12時7分、右へ曲がる角、山へ入る手前だったように思います、こちらも私設エイドでしょうか?地図に載っていない地元住民設営のエイドの様です。
バナナとコーラをいただいて出発します。
  

どこを走っているのか全く不明ですが、また山へ向かいます。
山を下って産廃施設のようなところを通って舗装路に上がると、私設エイドが移動してきていています。
再びマラソン仲間の設営する私設エイドにお世話になりました。
  

AS5ステーキハウス前エイド、約40キロ地点に午後12時52分(6時間52分後、関門は7時間)に到着です。
長岡ランナーズ野口さんは先についていましたが、座り込んでいて「めまいがするのでリタイヤする」とのこと、やはり体が一番大切です。
おそばが美味しい、割り箸はないので、指のお箸でツルツルとかきこみ、あまりにも美味しいので8杯もいただいてしましました。
  

そばつゆのしょっぱさを体が欲しがっているようでした。
甘い笹団子も美味しく2個いただいて出発です。
出発して坂道を歩いていると見知らぬランナーが「次の5キロが2時間ですかね?」と聞いてきましたので、リュックからコース&関門図を取り出してもらいました。
間違いありません、「5キロ2時間なんて楽勝でしょ!」と話して進みましたが、実はとんでもない!?ことになりました。

地図に「注意、岩場の急坂」と書いてありましたが、急坂なんてもんじゃありません、ほぼ垂直、設置されたロープにつかまって登らないと登れません。
それも何カ所も、走るなんてとんでもない、滑落注意、命がけです。
そして軍手を持参して良かった、と思いました。

ここでも激しいアップダウンで短パンのポケットから携帯カップが飛び出し、後続のランナーが拾ってくれました、ありがとうございました。
  

やっと登り切ったら誘導員が指さして「あそこが頂上ですので、行って、そしてまたここまで戻ってきてください、片道710mです。」超ハード、ハードすぎます。
急坂はロープにつかまって登り、またすれ違うランナーと声を掛け合いながら、そして道を譲り合いながら何とか頂上へ到着です。
頂上では長岡雑走団岡村さんと長岡ランナーズ田崎さんが応援に来てくれていました、ここまで来るのも大変でしたでしょう、本当にありがとうございます。
  

頂上の係員がナンバーカードチェックを済ませます。
こちらが「八石山頂」です、先ほどの「婆石展望小屋」まで710m戻り、下の八王子エイドを目指します。
AS6八王子エイド、約45キロ地点に午後2時41分(8時間41分後、関門は9時間)に到着です。
  

まずはトイレ、仮設トイレで今回初めてのトイレで小用を済ませました。
だんごやきゅうりをいただいて出発しようとしたら、ちょうど「おそばが茹で上がった」とのことでいただきます。
美味しい、本当に美味しい、こちらも割り箸はないので、お茶碗に入ったおそばを指のお箸で口にかき込みます、美味しくて4杯ほどいただいて再度出発します。
  

その先右折で「あと7.5キロです。」と言われましたが、ガーミンではすでに48.2キロ、あと5キロ切っていますが、どっちが正しいのかは全く不明です。
そして時間はあと1時間しかありません、普通なら7.5キロ1時間は余裕ですが、疲れ切ったこの足で、この先どんなコースが待って分からず、とにかく急ぎます。
地図に何キロ地点か記載のない猿橋エイドに午後3時19分到着、お茶をいただいて先を急ぎます。
  

何回も大会HPビデオで見た、とても印象的な建物が見えてきました。
ここで「あと3キロ」の初めての距離表示看板、午後3時26分で残り34分、どのようなコースでゴールへ入るのか全くわからず、気を抜けません。
その後は激しい急坂はなく、ゴールのバーベキュー広場まで登りはゆっくりながらも走って登りました。
  

受付前を通過し荷物置き場の前を道なり右折、その先のグリーンコーンを右折でバーベキュー広場へ入ると、左奥にゴールゲートが見えてきました。
ゴール!なんとかゴールしました。
  

あぶない!あぶない!!ゴールも30キロチェックポイントも関門7分前通過です、初めての関門アウトになるところでした。
そしてガーミンでの自己計測距離は55.33キロでした。
先ほどの右折時「あと7.5キロです。」と言われていなければ、「あと5キロで余裕」と思っていたのでタイムアウトしたかもしれません。
  

ゴールでもエイド2か所でエイド設営していた直ちゃんどらタカさんとそのお仲間がいて、写真も撮ってもらいました。
最初から最後までありがとうございました。

左手に持っている青い布はゴール時にいただいた完走賞ですが、いったい何なのか、どう使うのか全く不明です。
前の関門を無事通過した最終ランナーと追い上げのスイーパーもゴールしたようです。
一息ついて荷物置き場へ、洗面所があったので水道で顔と腕を洗いました。

シューズのみサンダルに履き替え、荷物を全部持って、駐車場まで痛む足を引きずりながら階段を降りて戻りました。
車から簡易イスを出して、座りながら着替えました。

上越市「龍馬軒」さんへ行って「麻婆麺大盛」をいただきました。
 
背中に1.5Lの水をしょってスタートしましたが、半分以上残っていました。
リュックのウエストベルトのポケットに入れていた240MLの小さいペットボトルは2回ほど補給しました。
25℃予想の天気予報に反して、余り暑くない天気が幸いしたため、また私設エイドを含めエイドの数が多かったためと思います。
くびきの100キロ以上の、かつてないほど太ももの筋肉痛がひどく、3日後の水曜日まで階段の下りが激痛で苦痛、当然走れませんでした。





平成29年6月21日、公式HPにリザルトが発表されました。

完走率
53キロ    一般男子:86.2%
53キロ50歳以上男子:80.0%←姫ちゅはココ
53キロ    一般女子:57.5%
53キロ50歳以上女子:62.5%

53キロ50歳以上男子の完走者は44名で姫ちゅは43位でした、ギリギリの完走です。
エントリー数は58名、出走数は55名、DNFは11名、完走者数44名です。

53キロ男子総合では210位/213人完走。



以下の写真は公式HPよりいただきました。

1枚目、スタート時。
2枚目、5キロ先のSA1法末エイド付近、まだまだ元気。
3枚目、場所は不明、全てがこんなコースなら楽しそうです。。。
  

4枚目、八石山頂より折り返し、歩幅が縮まり、もうボロボロ。
5枚目、やっとゴール会場まで戻ってきました。
6枚目、関門アウトにならず、何とかゴール。
  





以下の写真は「楽しめ定年退職者!」さんの許可をいただきましたので、写真を載せます。

前半の様で、まだ走っています。
後半の一番の難所八石山の登り、ロープを使わないと登れません。
  

鉄の橋の奥の林の中を走って(歩いて)いる小さな後ろ姿が姫ちゅです。




一週間ほどたって、太ももの痛みも引いてくると、「来年も出ようかな〜♪」という気持ちになってきました、まずいな〜♪